多くの魅力が詰まった国、カンボジア。
せっかくこの国に訪れたのならば、「首都のプノンペンと、アンコール遺跡郡が多く点在する古都シェムリアップ、両方行きたい!」と思う人も少なくないはず。
しかし、プノンペンからシェムリアップまで飛行機とバス、どっちで行く方が良いのか分からず迷ってしまいますよね。
今回はコスパ良く、プノンペンからシェムリアップまでの移動手段として”寝台バス”を利用できたので、私の実体験をもとに寝台バスの「おすすめバス会社」、「移動時間」、「料金」や「実際に乗ってみた様子」について説明していきますね。
寝台バスでの移動は非常に楽しい旅でしたよ♪
【プノンペン→シェムリアップ】利用したバス会社は?
まず初めに私が今回、実際に利用したヴィレック・バンサム・エクスプレスの寝台バス(公式サイトではホテルバスと呼ばれている)に乗って感じた、良い点と悪い点を以下に簡単にまとめましたのでご覧ください。
まとめた理由については詳しく下記の方で、私の実体験をもとに説明していきますね!
【プノンペン→シェムリアップ】おすすめバス予約サイト
寝台バスの予約に使用したのはヴィレック・バンサム・エクスプレスというバス会社の公式サイトです。
このサイトをおすすめするポイントをまとめました。
・公式サイトからだと割引かれて安くなる
・カンボジア通貨ではなく米ドル表記で探せる
・ホテルバスという座席がフラットマットタイプも選択できる(今回私が利用したタイプです)
・場所、日時など細かく設定して検索できる
せっかくバスでの移動を選択したのならば、飛行機よりもグッと安いプランを見つけたいですよね。
このバス会社の”ホテルバス”というタイプで深夜の移動プランを選べば、費用を飛行機代の半分にするだけでなくホテル代も浮かすことができるのでコスパもかなり良いですよ。
しかも移動中もベッドのような座席だ快適に過ごせちゃうので、私的には控えめに言って『最高』という文字しか出てきません。
当日バスのチケットを購入することもできますが、前売りよりも値段が高くなってしまう&売り切れてしまう可能性もあるため、事前に予約することを強くおすすめします。
【プノンペン→シェムリアップ】寝台バスの移動時間
プノンペンからシェムリアップまでのバスによる移動時間は公式サイトによると、およそ5時間半です。
道路の交通状況にもよりますが、私たちの場合は5時間で到着しました。
というのも深夜1時半に乗車し、6時半には目的地のシェムリアップの降車場に着いたのです。
寝台バスということもあり車内はこんな感じのフラットなマットで過ごすことができたので、寝心地が良すぎました。
乗車した安心感もあったのか、その後横になってフッと目を閉じて、次に目を開けたら目的地に到着していたって感じです笑
乗っていた時間が一瞬に感じるほど快適に過ごすことができましたよ
【プノンペン→シェムリアップ】寝台バス料金
私の場合、ヴィレック・バンサム・エクスプレスの寝台バスを公式サイトで探したところ、片道チケットを1人28.5米ドル(約2,200円)で購入できました。
プノンペンからシェムリアップ行きの飛行機だとLCC(格安航空会社)を選択しても、平均10,000円以上はかかることが多いです。
なので、この長距離バスを選択するだけで半分のコストを抑えられたということになりますね。
しかも、深夜帯での寝台バスになるので1泊分のホテル代も浮かせることができたということになります!
バス会社によって、車内の雰囲気やバスの種類なども異なってくるので、予約する前にそういった部分を確認しておくと安心ですよ。
私は今まで使用してきた長距離バス旅の中で、この移動が1番コスパが良くて快適でした♪
【プノンペン→シェムリアップ】バスに乗る際のおすすめグッズ
ここで少しだけ、私が普段このような移動時に持ち歩く愛用アイテムを厳選して共有しておきます。
持っていないという方や、これから買う予定の方は必読です。
トラベルシーツ
今話題のトコジラミ(南京虫)対策として、旅行に行くなら持っておきたいものはこちらの”トラベルシーツ”です。
しかも、こちらのアイテムはシルク100%でできているので透湿性が高く、湿気の多い熱帯夜でもサラサラとした柔らかい肌触りで安眠を手助けしてくれるのです。
価格は少し高いのですが、これ1個あればキャンプなどのアウトドアにも使用できますし、普段の旅行先でも場面問わず使用できる優れものですよ。
iphoneより少し小さく、重さは160g程度しかないので、ちょっと大袈裟に言うと持っていることを忘れちゃうくらいのサイズ感です。
軽量かつコンパクトなので持ち運びしやすいですし、これ一つあれば安心の最強グッズです!
eSIM
寝台バスにはWi-Fiが飛んでいませんでした。
私の場合、ahamoのプランで海外ローミングしているので購入は不要ですが、もしこのプランを利用していないorできない場合は迷わずeSIMを購入します。
ポケットWi-Fiでも良いのですが、デバイス自体の充電の必要があったり重かったりして持ち運ぶのに面倒なので、私ならそれらの心配がないeSIM一択です。
eSIMもポケットWi-Fiも以下のサイトで購入することができるので、ぜひご検討ください↓
ご予約はこちらから【KKday】防水・防風・軽量なアウター
私が海外旅行に行く時のスタメングッズのうちの1つ、ザ ノースフェイス コンパクトジャケットです。
カンボジアなどの東南アジアでは、屋外は暑いのに屋内は異常に空調が効いてるなんてことがよくあります。
ただでさえ日本とは異なる国の慣れない環境で過ごすので、私の身体は普段より疲労しやすく弱りがちに、、、
せっかくの楽しい旅行中に、体調を崩してしまうのは避けたいですよね。
こちらは撥水加工されているので雨具代わりにもなりますし、防風機能もあるので肌寒い時にアウターとしても大活躍してくれます。
また、収納袋も付属されているので、使用しなくても軽量かつコンパクトにしまうことができ、かさばる事なく普段の持ち運びにも適しています。
私は国内外問わず、5年ほど使用していますが、破れたり破損する事なく今も使用できています。
質の良いものは、その性質を長く保ってくれる傾向があるので、結果コスパが良いと思っています。
今なら10%OFFセール中ですので、お買い得な時に購入しておくことをオススメします!
酔い止め薬
同伴者はいつも酔い止めを常用していますが、今回は「眠れるほどの揺れだから使用しなくても大丈夫だった」とのことでした。
しかし、”備えあれば憂いなし”という言葉もある通り、もしもの時のために酔い止めは常備しておくことをおすすめします。
酔い止め自体、海外でも購入できますが、緊急事態になればなるほど信頼度の高い薬を使いたいところ。
そういった意味では、日本製の薬が1番良いと思っているので、いつも持ち歩いている酔い止め薬をこちらに貼っておきます。
【プノンペン→シェムリアップ】寝台バスに実際に乗ってみた
ここからは実際に、プノンペンからシェムリアップに行った時の流れを時系列順にお伝えしていきます。
カンボジアでの寝台バスに乗ると、具体的にどのような過程になるのか私の経験を通じて参考にしていただけたら幸いです。
プノンペンの寝台バス乗車ポイントに向かう
私たちが予約したバスは、夜中の1時半プノンペン発→朝7時シェムリアップ到着の寝台バスです。
まずは、上記バス停まで向かいます。
到着したら、初めにカウンターに行ってチェックインを済ませます。
この時、予約した際のバスチケットとパスポートをスタッフの方に提示します。
チェックインが終わると「隣の待合所で待っててね」とスタッフの方に言われます。
こちらにはベンチが多数あって、電光時刻板のようなものも設けられていました。
この時、待合所には私たちを除いて、乗車待ちのお客さんは2組くらいしかおらず、ベンチはガラガラでした。
私たちは寝台バス出発時刻の1時間前に到着したので、該当するバスが到着するまでゆっくりと待ち続けます。
待合所にはトイレがありますが、使用したい場合はトイレットペーパーが備わっていないのでポケットティッシュを持っていくことを推奨します。
ちなみに長距離バスの中にはトイレは設置されていませんので、事前に済ませておくほうが良いでしょう。
私たちが予約したバスが到着するまで、複数の大型バスが待合所の横に順番に停車し、待合所から乗る人もいれば、既に乗車中のお客さんたちがトイレしに降りてくる様子もみられました。
きっとここは始発駅ではなく、途中駅なのでしょうね。
出発時刻15分前を過ぎた頃、新たに大型バスが待合所の横に停車しましたが、スタッフの方からは何も声掛けがありませんでした。
ちょっと私の中で嫌な予感がして、近くにいたスタッフの方に「私たちが予約したバスはこの(停車している)バスであってますか?」と聞いたところ、「合ってるよ、大きい荷物はここに置いてバスに乗って!」と突然急かされました。
この時の素直な私の心情は「え、予約したバスが到着してもアナウンスしてくれないんだ」でした笑
でも、今思い返してみれば、もしかしたら「予約したバスが来たらスタッフさんに呼ばれるだろう」と思い込んでいた日本人的常識?スタンス?が、ダメだったのかもしれないですね。
どちらにせよ、あの時スタッフの方に聞いておかなかったら、乗り過ごしてた気がします。
寝台バスに乗車
車内は既に消灯されており、静かでした。
寝台バスは土足禁止とのことで、乗る際に車内に靴を持ち込みます。
そして、車内のスタッフさんに指定された座席まで誘導してもらいます。
座席は上記写真のようなマットタイプでシングルベットのサイズ感でした。
車内は空調がしっかりと作動し、暑過ぎず、寒過ぎずといった心地が良い室温を保っていましたよ。
とはいえ、寒がりの私はアウターと長ズボン、靴下で丁度良かったです。
寝具類もちゃんと洗われているような清潔感がありましたが、トコジラミには刺されたくないので、念の為トラベルシーツを敷きました。
私たちは大人2名1室のチケットだったようで、おかげでギュウギュウでした。
2人上向きになって隙間がないって位の横幅なので、大人1人であればだいぶ広さに余裕があると思います。
足元にはオレンジ色の袋が吊るされていて、そこに外履きを収納するようにとのことでした。
バスが動き出した後も、振動もそこまで感じることなく、ベッドに寝転がっているかのような居心地の良さを感じ、一瞬にして私は夢の世界に飛んでいきました。
意識を飛ばしたかのように、道中の記憶がないので途中経過がわかりません、、ゴメンナサイ、、
シェムリアップに到着
車内が明るくなり騒がしくなったところで、私はようやく目が覚めます。
寝台バスはシェムリアップの目的地に着いたとのこと。
どうやら道が空いていたようで当初の予定より30分早い、朝の6時半に上記の位置に到着。
ここからシェムリアップ中心地までは少し離れていて、徒歩で約1時間くらいの距離です。
カンボジアではトゥクトゥクがタクシーとして主流のようで、バスを降りると多数のトゥクトゥクの運ちゃんが待ち構えていました。
早朝とはいえ、5月の6時半のシェムリアップはすでに気温30度を超えていました。
私たちは世界一周のために極貧生活をしているので、約20キロ近く担いで気合いで歩きましたが、炎天下での道のりになるので、これは皆さんにはおすすめしません。
というか、おすすめできません笑
余裕のある方は、私たちのように徒歩でも良いのですが、バスで目的地到着後はトゥクトゥクでシェムリアップ中心地まで行く方が良いでしょう。
まとめ
私は今回初めて海外の寝台バスを利用しました。
初めは「車内は汚いんじゃないか?」「寒過ぎたり、暑すぎたりして眠れなさそう」と勝手に色々イメージしていたのですが、結果的に寝台バスを選んで大正解でした。
むしろ、乗る際に制約が色々とある飛行機よりも快適でした。
プノンペンからシェムリアップの移動手段で迷っている方に、この記事が少しでも参考になれば幸いです。
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