日本人に大人気なカンボジアの古都シェムリアップ。
しかし2024年現在、シェムリアップから日本間での直行便は未だありません。
カンボジアから他国を経由して日本に帰られければいけないため、これまた日本人に大人気の隣国タイのバンコクを経由地として選択にする方も多いはず。
この2国間の移動方法は飛行機がメジャーですが、なるべく安く移動費を抑えたいのであれば、バスに乗って陸路で国境を移動することをおすすめします。
ちなみに私の場合、ベトナムのホーチミンからプノンペン行きの長距離バスを利用した時は4000円程で行くことができました。
本記事ではそんなシェムリアップからバンコクに行くおすすめバス会社、料金、バスの乗車時間、予約サイトや乗降車場所などを含めた長距離バスの実際の乗車の流れについて説明していきます。
実際に私がシェムリアップからバンコク行きのバスに乗ったので、その時の情報も踏まえてシェアしていきます!
【最新】シェムリアップからバンコクに行く際に利用したバス会社
まず初めに私が今回、実際に利用したジャイアントアイビス会社の長距離バスに乗って感じた、格安飛行機との比較ポイントや、長距離バス利用の良い点と悪い点を以下に簡単にまとめましたのでご覧ください。
シェムリアップ→バンコク 移動方法比較 | 長距離バス | 飛行機(格安飛行機の場合) |
料金 | 約6,800円 | 約13,000円〜 |
所要時間 | 6時半〜7時間 (うち入出国は1時間程度) | フライト時間:1時間 フライト前後の拘束時間:約2時間 計 約3時間 |
サービス | 軽食2食と飲み物付き○ 各座席に充電コンセント○ バスにトイレ×(トイレ休憩あり) 入出国のお手伝い無料サービス○ 降車場所をスワンナプーム空港選択○ | 機内食× 充電コンセント× トイレ○ フライト中、圏外になる |
座席の快適さ | フットレスト付きリクライニングチェアあり 1座席が広々としている | 座席間が狭い 背面をリクライニングしにくい |
まとめた理由については詳しく下記の方で、私の実体験をもとに説明していきますね!
【最新】シェムリアップからバンコク行きのバスを探す予約サイト
長距離バスの予約に使用したのはジャイアントアイビス会社の公式サイトです。
このサイトをおすすめするポイントをまとめました。
・場所、日時など細かく設定して検索できる
・飛行機よりも安くて快適に過ごせる長距離バスを見つけられる
・2023年トリップアドバイザー取得
シェムリアップからバンコクに行く長距離バスは、かなり多くの会社があります。
せっかく長距離バスでの国境越えを選択したのならば、安く快適なプランを見つけたいですよね。
こちらは、2023年にトリップアドバイザーマークを取得しており、顧客満足度が高い安心して信頼できる長距離バス会社です。
当日バスのチケットを購入することもできますが、売り切れてしまう可能性もあるため、なるべく事前に予約することを強くおすすめします。
【最新】シェムリアップからバンコクに行くバスの料金
私の場合、Giant ibis transport会社の長距離バスを探したところ、片道チケットを大人1人44米ドル(約6,800円)で購入できました。
シェムリアップからバンコク行きの飛行機だと13,000円はかかることが多いです。
こちらは、長距離バスの相場の最安ランクよりも少し上のバス会社ではありますが、それでも飛行機より半分近くコストを抑えられたということになりますね。
しかも、このバス会社の場合、無料で入出国の手続きをスムーズにしてくれる車掌さんのサポートもついているのでかなり安心です。
他のバス会社だと、オプションという形で車掌さんのそういったサポート代を支払うこともあるそうです。
その他にも2食分の軽食やドリンクなども付いてくるので、移動中、お腹を空かせて我慢する心配もありません!
さらに、バス移動中は飛行機同様、入出国の手続き以外は基本指定席に座っているだけですし、なんなら席自体もリクライニングチェアなので飛行機に乗っている時よりもリラックスした状態で、到着まで過ごすことができますよ。
【最新】シェムリアップからバンコクに行くバスに乗る際のおすすめグッズ
ここで少しだけ、私が普段このような移動時に持ち歩く愛用アイテムを厳選して共有しておきます。
持っていないという方や、これから買う予定の方は必読です。
eSIM
長距離バスにはWi-Fiが飛んでいません。
今回国境を越えるにあたって、必要不可欠になってくるのはカンボジアとタイの2カ国分の通信データです。
私の場合、ahamoのプランで海外ローミングしているので購入は不要ですが、もしこのプランを利用していないorできない場合は迷わずeSIMを購入します。
ポケットWi-Fiでも良いのですが、デバイス自体の充電の必要があったり重かったりして持ち運ぶのに面倒なので、私ならそれらの心配がないeSIM一択です。
eSIMもポケットWi-Fiも以下のサイトで購入することができるので、ぜひご検討ください↓
ご予約はこちらから【KKday】防水・防風・軽量なアウター
私が海外旅行に行く時のスタメングッズのうちの1つ、ザ ノースフェイス コンパクトジャケットです。
カンボジアやタイなどの東南アジアでは、屋外は暑いのに屋内は異常に空調が効いてるなんてことがよくあります。
ただでさえ日本とは異なる国の慣れない環境で過ごすので、私の身体は普段より疲労しやすく弱りがちに、、、
せっかくの楽しい旅行中に、体調を崩してしまうのは避けたいですよね。
こちらは撥水加工されているので雨具代わりにもなりますし、防風機能もあるので肌寒い時にアウターとしても大活躍してくれます。
また、収納袋も付属されているので、使用しなくても軽量かつコンパクトにしまうことができ、かさばる事なく普段の持ち運びにも適しています。
私は国内外問わず、5年ほど使用していますが、破れたり破損する事なく今も使用できています。
質の良いものは、その性質を長く保ってくれる傾向があるので、結果コスパが良いと思っています。
今なら10%OFFセール中ですので、お買い得な時に購入しておくことをオススメします!
酔い止め薬
同伴者はいつも酔い止めを常用していますが、今回は使用しなくても大丈夫だったとのことでした。
しかし、”備えあれば憂いなし”という言葉もある通り、もしもの時のために酔い止めは常備しておくことをおすすめします。
酔い止め自体、海外でも購入できますが、緊急事態になればなるほど信頼度の高い薬を使いたいところ。
そういった意味では、日本製の薬が1番良いと思っているので、いつも持ち歩いている酔い止め薬をこちらに貼っておきますね。
【最新】シェムリアップからバンコクに行くバスに実際に乗ってみた
ここからは実際に、シェムリアップからバンコクに行った時の流れを時系列順にお伝えしていきます。
陸路で国境越えする長距離バスに乗ると、具体的にどのような過程になるのか私の経験を通じて参考にしていただけたら幸いです。
送迎バスに乗り場に向かう
今回の長距離バス会社は、最安価格より少しグレードを上げたということもあり、送迎付きというありがたいサービスからスタートします。
いつもはバス乗り場まで20キロのバックを担いで、何十分も炎天下の中を歩いてたので、、
チケットを購入したタイミングで、一緒に送られてきた送迎バスのピックアップ場所は以下の位置になります。
ここは、たまたま私たちが泊まっていたドミトリーから徒歩数分程の距離感だったので、近くてとても助かりました。
上記ホテルを指定されていたので、てっきりホテル内のロビーで待機してて良いのかなと思い、中に入りましたが、そこのホテルマンに怪訝そうな顔をされて「外で待っててください」とホテル前に誘導されてしまいました、、、
ホテルマンの反応的に、ホテルとバス会社は提携している雰囲気がなかったので、ホテル側からしたら良い迷惑かもしれませんね、、
”6時45分から1時間以内に迎えにくる”とのことでしたが、7時くらいにはミニバンが到着しました。
一応、6時40分に着いてはいたものの「日本じゃないし、結構長くミニバンの迎えを待つかもな」とぼんやり思っていたので、想像していた以上に早く迎えがきて嬉しい反面、びっくりしました。
乗車時、車内はガラガラでしたが、その後1人だけピックアップし、ミニバンはそのまま長距離バスの乗車場所まで直行します。
長距離バスの乗車場に到着
そして到着したのが、上記位置にある長距離バスの乗車場です。
ミニバスから降りた後、カウンターで予約したチケットとパスポートをスタッフに提示し、スタッフの方から指示を受け、バス会社のメモ板に氏名・国籍・電話番号などの個人情報を記載します。
この時点で、長距離バスの出発時刻まで30分ほど時間があるので、それまでカウンター付近の待合席で待機します。
ちなみに長距離バスの中にはトイレは設置されていません。
待合所にトイレがあるので、事前にトイレを済ませておくほうがいいでしょう。
乗車中も頻回にトイレ休憩があるので、そこ関してはご安心くださいね。
そうしている間に、乗車客が待合所に続々と集合。
シティバイクを漕いで乗車場所まで来て、そのまま預け荷物として渡している乗車客もいました。
自転車も預け荷物としてOKなんだとびっくりしました
長距離バスに乗車!
出発15分前、スタッフの方に車内に案内され始めたので早速、私たちも乗車していきます。
車内は1-2列の広々としたゆとりのある座席が並んでいました。
リクライニングももちろん可能で、USBタイプとコンセント口も各座席に設けられていました。
車掌さんからこちらのBORDER PASSを1人一個ずつ渡されて、首からかけておくように説明を受けます。
結論、このパスはタイへの入国が完了するまで首から下げてる必要がありそうでした。
そして、朝食として上記写真のような軽食をいただきます。
日本を出国してから、久しぶりにチョコパンを食べてすごく美味しかったのを覚えています。
東南アジアってチョコパンは他のパンより少し高いのなんででしょう?貴重なのかな?
カンボジアを陸路で出国!
バスが出発してから約3時間後、下記位置にあるカンボジアとタイの国境検問所に到着。
車掌さんからバスから降りるように指示があり、乗車している客は全員降りて検問所に向かいます。
この時、パスポートを絶対に忘れないように気をつけてくださいね。
貴重品は全て持っていきましょう。入出国時、並んで待つこともあるので飲み物があると◎!
あっさりとカンボジアの出国が完了し、車掌さんの案内でタイの検問所まで徒歩で向かいます。
徒歩で5分程度の距離でした。
ここでいつも不思議に思う光景があるのですが、こういった国境間で商売をされている方々は、どのような経緯でこちらにいらっしゃるのでしょうか、、、?
商売人だけでなく、お家のような建物の中からのんびりこちらの観光客を眺めている現地の方たちの様子も見かけられたりするので、いつも気になっております。
国境間で生活されている方々は、どちらの国の方なんでしょう?もしわかる方いらっしゃったら教えてください!
タイに陸路で入国完了!
30分ほど並んでタイに無事入国をした後、外に出ると車掌さんが預け荷物たちの前で待っていました。
荷物検査を受けたのでしょうか?
自分の荷物を持っていって欲しいということだったので、かついで先に進みます。
そして少し歩いたところで、同じBORDER PASSをぶら下げた現地のスタッフから「預け荷物を代わりに運びます」と声をかけられます。
車掌さんからそのような方が待機していると聞いていなかったので、預けるのを少し戸惑ったのですが同じパスを所持していたので結局、荷物を託します。
再びバスに乗車
そこからさらに5~10分ほど、上記の位置まで歩いたところで、こちらの駐車場に到着。
乗ってきた長距離バスが停車していたので、再び乗車します。
なんだかんだイミグレーションに1時間かかったため、この時点で時刻は昼の12時過ぎに。
バスに乗車したタイミングで、首から下げていたBORDER PASSは回収され、同時に軽食と水1本を受け取ります。
タイ米のチャーハンでしたが、味にクセはなく非常に美味しかったですし、意外と量があったのでお腹は腹7分目くらいになりました。
全ての乗客が乗車し、預け荷物の詰め込みが完了したらバスは再び出発します。
優れたタイのガソリンステーション
検問所付近を出発してからおよそ数分後、バスはすぐにこちらのガソリンストアに停車します。
「タイのガソリンストア周囲の環境はどんなものか?」と気になり降りてみると、そこにはまるで日本?と錯覚してしまうような光景(上記写真)が広がっていました。
具体的にお伝えしますと、このガソリンストアには無料かつ綺麗なトイレと、コンビニ(それもセブンイレブン)やCafe amazon(大手カフェ)などの基本的なニーズに全て応じてくれるような施設が整っておりました。
さらにここだけでなく、この先見かけるガソリンストアも全て同じ様なラインナップの商業施設が揃っているのを車内から確認しております。
ここまで私自身が東南アジアの比較的物価が安いエリアを旅していたこともあり、よりタイのガソリンストアの利便性の良さにびっくりしてしまいました。
まだタイに入国したばかりなのに、恐ろしい威力!
その後も、目的地到着まで何度か同様のガソリンストアに止まりました。
スワンナプーム空港に到着
道中、車掌さんが全乗客に「カオサン通りに行くか、スワンナプーム空港に行くか」を聞いてくる場面がありました。
私たちがチケットを購入した時点では”カオサン通りで降りるプラン”だったのですが、もともとカオサンから空港に行く予定だったので、車掌さんにお願いしてスワンナプーム空港付近に(上記の位置)に途中下車させてもらうことができました。
重たい荷物を背負って、カオサン通りから空港まで電車を乗り継いで行こうと思ってたので、手間がだいぶ省けて助かりました
15時半頃、長距離バスは上記位置に停車します。
途中からバスは高速道路を走行していましたが、空港周囲の道路も含め、それほど混雑していない様子だったので渋滞に巻き込まれることなく無事に到着。
こちらはスワンナプーム駅からは一駅離れたLat Krabang駅前でしたので、電車にもすぐに乗ることができて非常にありがたかったです。
また、交通量も多くトゥクトゥクやタクシーなども捕まえやすい場所だったと思います。
まとめ
日本は島国のため、陸路での国境を超えた移動なんて、乗る前は具体的なイメージが湧かず緊張しますよね。
しかしいざ乗ってしまえば、長距離バスの方が飛行機よりも格安で、しかも飛行機よりも快適に過ごすことができるので、もっと早くから利用しておけば良かったと思うのではないでしょうか。
この記事を通して、国境を越える長距離バスを検討されている方の手助けになれば幸いです。
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