長期で海外旅行に行く際、旅のお供として大人気の登山用バックパック。
機内に持ち込めるサイズにコンパクトにできたり、荷物を背負って移動するので両手が使えたりとスーツケースではなくバックパックを選ぶメリットは沢山ありますよね。
しかし、その一方で「バックパックの防犯対策はどうすれば良いんだろう?」と悩む方も多いはず。
私も長期的に世界一周するにあたり、今回購入した登山用のバックパックと、にらめっこをしながらセキュリティ面について悩みました。
鍵とワイヤーロックを使うのは分かるけど、それを利用してどのようにセキュリティを完璧にすれば良いのでしょうか?
ネットで調べてもなかなか出てこないんですよね、、
今回は、そんなバックパッカーにオススメする“まみ子流!鍵とワイヤーロックで行うセキュリティ対策”を伝授していきます!
そもそも何故セキュリティ対策を行う必要があるの?
日本は財布を落としても中身が盗まれる事なく、本人のもとに返ってくることがある非常に治安の良い国です。
普段過ごしている中で、あまり防犯面について考えることは少ないかもしれませんが、世界に出てみると中々そんな平和な国はありません。
時に、「バックの中身をこっそり開けられて貴重品を盗まれてしまった」と言う被害の声もよく聞きます。
せっかくの楽しい旅行を、辛い思い出にしたくない!
”備えあれば憂いなし”という言葉があるように、この記事を通してしっかりと防犯対策を行ってきましょう。
【2024】バックパックの防犯対策に必要なアイテムとは?
今から説明するセキュリティ対策を語る上で、必要なアイテムは以下になります。
- バックパック
- 南京錠(通常の南京錠 or ワイヤー南京錠)
- ワイヤーロック
- 100円ショップに売ってるミニリング
ご自宅にあるもので対策できる場合は、それで全然OKです!
これから購入を検討する場合は、私が実際にチョイスした商品を以下にまとめましたので、ご参考くださいね。
バックパック
実際に私が世界一周に持っていくバックパックは、こちらの【ミレーサースフェー50+15L】です。
経験上、登山バックパックの中でミレーの商品はダントツ背中にフィットしやすく、重い荷物を背負って長距離を歩くなら、これ一択しかありませんでした笑
このバックパックで25kgくらいの荷物を背負って10時間近く登山をしても、肩や腰への疲労負担があまりなく最後まで快適に歩く事ができました!
防犯の面から言うと、他のバックパックより内側につながるポケットが4箇所しかないこともスリの確率を下げるポイントになります。
とはいえ今回紹介する防犯対策は、基本的にどの登山用のバックパックであっても活用する事ができるノウハウですので、「もうバックパック購入しちゃったよー」という方も安心して引き続きご覧くださいね。
今回は、こちらのバックパックを用いてセキュリティ対策を説明していくので、表面の細かい構造などイメージしたい方向けに商品ページを貼っておきますね。
南京錠
なるべく海外旅行で使用する鍵を購入するときは、TSAロックの鍵を購入するようにしましょう。
TSAとは、アメリカのTransportation Security Administration(交通安全管理局)の略称です。
主に航空機や空港、鉄道、バス、港湾などの交通機関における安全とセキュリティを担っています。
通常の鍵を使っていると、空港などの検査場でセキュリティチェックのために鍵を壊されることがありますが、TSAの鍵であればTSA職員が専用のキーで解錠できるので、バッグの損傷を防ぐ事ができます。
また、万が一バッグを開けられても、TSAロックの場合はTSA職員によって再度鍵がロックされるため、中身の安全性も確保されます。
そのため、国際旅行やアメリカを経由する飛行機の利用時には、TSAロックの鍵を使うことをオススメします。
ワイヤー南京錠
基本的には通常の南京錠が好ましいのですが、ジッパーの穴が細くて南京錠を通せない場合があります。
そんなときは、こちらのワイヤー南京錠がオススメ。
これなら通常の南京錠では通せなかった細い穴にも、簡単に通す事ができるケースが多いので、自身のバックパックのジッパーの穴のサイズを確認して購入を検討すると良いですよ。
こちらも普通の南京錠と同様に、TSAロックのワイヤー南京錠を購入するようにしましょう。
しかし、こちらのデメリットは通常の南京錠よりも、ゆとりのある長さであることがほとんどの為、利用する場合はジッパーが固定される方法を考えないと、中身が簡単に開いてしまいます。
ワイヤーロック
バックパックの、トップの巾着部分に使用するためのワイヤーロックです。
最初は「1.2mのワイヤーって少し長すぎるかな?」と感じたものの、逆にワイヤー南京錠だと短い物しかなく、むしろ丁度良かったです。
そして理想を言えば南京錠同様、TSAタイプのワイヤーロックを探したのですが見つける事ができず、エレコムのワイヤーロックを購入。
とはいえ、大手日本メーカーのセキュリティグッズなので安全面を考慮すれば、これが私にとって1番安心できるワイヤータイプの鍵だと思い、選びました。
海外旅行中、空港などの検査場で壊されてしまう可能性があることを覚悟して購入しました!
【2024】鍵とワイヤーロックでセキュリティを完璧にする実践例
ここからは、具体的に鍵やワイヤーロックを使用したセキュリティ対策を写真付きで説明していきます。
まずは、この全体図をご覧ください。
【ミレーサースフェー50+15L】には4箇所内側に通じる出入り口があります。
私の場合、ジッパー部分の3箇所は南京錠を使用し、トップの巾着部位はワイヤーロックを使用しました。
手順は大きく以下の通りになります。
- 下部
- 左側背部
- 左側中央寄りの部分
- トップの巾着部分
詳しく部位ごとに防犯対策を見ていきましょう。
下部
ジッパーが2つあるポケットだったため、ジッパーの紐が通っている穴2箇所を貫通させて通常の南京錠でロックしています。
写真の様に、ジッパー同士を反対側に開こうとすると、すき間が少しだけ生まれてしまいますが、それでも数mm程度なので中身は簡単に取り出せそうにありません。
左側背部
こちらは、ジッパーが1つしかないポケットだったため、100円ショップで購入したミニリングを加えます。
通常の南京錠でジッパー+ミニリング+ベルトを巻き込んでロックすることによって、ジッパーを下げる余地をなくし、少しも開けられないようにしました。
こうしてガッチリとジッパーを固めることで、「あの人のバックはセキュリティ対策しっかりしてそうだから盗むのはリスクだな」という風にスリに思わせることも重要なポイントです。
城を守る塀の様に、何重にも防御壁を作りましょう!
左側中央寄りの部分
この部分にあるジッパーは、穴が細く通常の南京錠が入らなかったため、ワイヤー南京錠を使用しました。
左側背部と同様にジッパーの穴2つ+ベルトに通して巻きつけてロックすることで、ジッパーの動きを完全に固定する事ができました。
トップの巾着部分
ここで、エレコムのワイヤーロックを使用します。
まずは、巾着の紐が通っている部分にワイヤーを一周通します。
ワイヤー自体が1.2mあれば開口するときも長さが足りるので、基本ワイヤーロックはこのまま通した状態でOKです。
巾着部分を閉じる時は、ワイヤーを最短に縮めながら紐も引っ張って締めていきます。
トップの巾着部分を閉めた状態はご覧のとおりです。
こちらも下部と同様に完全に締め切ることはできていないのですが、小さな子供の手も入らないような小さなすき間です。
このすき間が不安な方は、なるべく貴重品など盗まれてたくない物は、バックパックの上部付近に置かないようにして奥の方に入れておくとより安心ですよ。
まとめ
今回は私のバックパックの構造に合わせたセキュリティ対策の紹介でした。
違うバックパックであれば、ロックの仕方もまた少し変わる部分もあると思います。
そもそもオスプレイなど、南京錠を通す用の穴が設けられているバックパックもありますしね!
結局、バックパックにおける完璧なセキュリティ対策を考える上で1番大事なポイントは、スリをする人に「このバックは開けるの難しそうだな〜」と思わせて、そもそも触れられないようなバックパックにすることなんじゃないかなと、私は思います。
皆さんも、この記事を参考にして、ぜひ完璧なセキュリティ対策で海外旅行を存分に楽しんでくださいね!
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